2026.06.15-06.21

2026.06.17

▶︎06.15(Mon)

雨の中レコーディングと撮影。どんな風に撮ろうかしら。と昨日の夜からみんなを密かに観察していた。

Rくんは体育座りで外を眺める。Nくんはドレッドを触る。Fさんは頭を触る。Kさんはぼーっとしていても目が力強い。Jくんは俯きながら音楽を聴く。彼はいつも猫背。

あまりだらだらと撮影するの集中力が削られるので、篠山紀信を心のお守りにしてバシバシ撮る。

背中ではおんぶされている息子が爆睡している。おんぶならなんとか写真撮れるなー。

レコーディングも撮影も終わり、各々だらだら過ごしていたら、今度は友人が寿司をとってくれた。みんな歓喜。

友人は何から食べるのかしら。と眺めていたら茹でた海老。そのあとうなぎ。そしてたまご。

え。と思っていると「生魚そんなに食べないんだよね〜。」と一言。信じられない。

自分は生魚を食べないというのに、みんなが喜ぶからと寿司をとってくれたのだ。

「次は肉焼くか〜!!寿司食べたらお腹減ったよね!」と再び素手で肉をグリルへ投入。水餃子を茹で、とにかくみんなをもてなしてくれる。

私がお金持ちになったらこんな風にみんなをもてなすことが出来るだろうか。

自分の持っているものを惜しみなく差し出して、人の笑顔が見たい人。

あれだけ食べたのに、家に帰ったら普通に腹が減ったので、味噌汁とご飯で胃を休めた。

▶︎06.16(Tue)

入稿していた原稿が昨夜届いたので、なんとか息子を寝かしつけ8センチの丸にくり抜く、くり抜く、くり抜く。

お昼過ぎ、助っ人のSが登場。「遅れてすみません!」と言いながらミスドとカルパスを買ってきてくれた。どちらも片手で食べられる。Sらしい気遣い。

私はひたすらくり抜き、Sはミスがないかチェックしながら穴あけパンチで穴をあける。ひたすら丸。致死量の丸。

無言だったり、息子を愛でたり、疲れすぎてわけのわからない会話をしたりしながら、手だけは休めない。

「昨日ドラマ見始めたら一気に九話まで見ちゃってさ〜、ちゅんちゅん言ってたわ〜。」って、朝から来る予定だったのに昼過ぎになった理由がまさかの理由で気が抜けた。

Sが全力で手伝ってくれたおかげで、半分以上の作業を終えることができた。

デートに行くというSを途中まで送り、続きの作業をしようと思ったけれど、なんのやる気も出ない。

気晴らしに、葉山で撮った写真をレタッチしたり、カセットテープのデザインを考えたりして就寝。

▶︎06.17(Wed)

起きたら体がバッキバッキで思うように動かせない。くり抜きすぎて筋肉痛になったようだ。

まさかくり抜きで筋肉痛になるとは。ビリーで体をほぐそうかと思ったけれど、その気力すらない。

昨日Sが買ってきてくれたミスドの残りを頬張り、妹を迎えに行くついでにコーヒーやおむつを買う。近所のマツキヨがおむつ最安値なのだ。どこよりも安い。セールは7月15日までだから買いだめしないと。

会社の先輩とランチを終えた妹と合流し、また作業。作業。作業。

息子が泣くと、妹の娘が泣く。ふたりの赤ちゃんをあやしながらの作業。

くり抜いた紙の上でご満悦そうに暴れる息子、泣く娘の横で10秒だけ休むわ。と目を瞑る妹、もはやぼーっとしている私。気がつくと18時になっていた。

妹と夕飯を平らげ、旦那の愚痴をこぼし、21時に雨が降るというので早めに解散。

昨日まで、できなかったハイハイの体制ができるようになった息子は、お風呂上がり全裸でハイハイ体制を楽しんでいた。

▶︎06.18(Thu)

体の成長で脳が活性化されているのか、夜泣きが激しい息子。

普段ならぐっすり寝ている時間に大声で泣き出す。おっぱいを咥えさせている間に私も寝てしまう。

ブックフェアの本作りも大詰めで、Sさんの製本を手伝いながら自分の製本。

とにかくカラフルな私の本。目がチカチカする。右肩がバキバキで限界突破しそう。ブックフェアが終わったら整体へ行ってみようかな。

助産院で開催されている赤ちゃん体操に参加した妹が、ママ友たちに私のインスタを教えたらしい。

赤裸々な写真や文章が載っているので、嫌われるんじゃないかと心配になる。この日記も読むのかな。ドキドキ。

製本の残骸を片付けなければいけないけれど、今日はやる気が出ないからもう寝よう。

▶︎06.19(Fri)

息子のおむつを変えていると、玉の間から小さな丸の紙切れが出てきた。えええ〜、絶対本の残骸じゃん。と思いながらそっとつまむ。

38部作った本の最終検品。昔なら真夜中にやっていた作業だけど、息子がいる今は早朝にできる。

何度も検品しているけど、5冊もミスをしていてげんなり。急いで手直しをし、ブックフェアの会場へ向かう。

メンバーたちとテーブルのディスプレイを考える。Sさんが異常に疲れていておもしろい。

必要になったものを購入しに竹下通りのダイソーへ。気になっていたジュースやクレープが所狭しと並んでいる。

動物カフェが流行っているのか、子豚、カワウソ、猫、犬、さまざまな動物が働いていた。

メンバーたちと竹下通りを歩くのは変な気分。

ブックフェアのスタッフとして働いていたRちゃんがさっそく一冊購入してくれた。おしゃれなRちゃんが「本かわいいです。」何度も言ってくれてうれしい。

▶︎06.20(Sat)

渋谷で降りると、エレベーターはベビーカーとスーツケースで長蛇の列。2度エレベーターを見送ってやっと乗り込む。もう一台ベビーカーが入れそうだったので、少し奥に詰めると、並んでいなかったおじさんが列に割り込みエレベーターに入ってきた。

「順番抜かしてますよ。降りてください。」と2度注意したけれどまったく聴く耳を持たない。とにかく自分のことしか見えていない。頭ぶん殴っても気がつかなさそうなぐらい世界と接続していない。うんざりする。

ブックフェアでは、息子に初めて会った友人たちが息子をめいいっぱい可愛がってくれて、息子と一緒に参加できてよかったと心底思う。息子といると、みんなの優しい顔が見れて心がこしょばくなる。つくった本も好評で、ほっと胸を撫で下ろした。

▶︎06.21(Sun)

ブックフェア二日目。

友達や後輩がたくさん会いにきてくれて、みんな本当に本当に本当に息子に親切にしてくれて、かわいいかわいいと息子を見かけるたびに頭を撫でてくれて、足をちょんちょんしてくれて、抱っこしてくれて、私と息子の姿を撮ってくれて、とにかくみんな温かく私と息子を見守ってくれた。息子といると、人をもっと好きになる。みんなの笑顔が嬉しくなる。

38部用意した本は、完売した。やりきった。